この記事は筆者の体験談のため偏見が多く含まれる場合があります。
多くの同級生が普通科高校に行く中、工業高校を目指す人は心配も多くあるのではないでしょうか。
また、工業高校では特に女子が少ないのでそういった点でも悩んでいる人も多いと思います。
そんな本当に工業高校で良いのか悩んでいる人のために、この記事を書きました。
こんな人が工業高校に向いているよ!というのを10つにまとめて説明していきます。
今回は女子編です。
男子編はコチラから
こんな人にオススメ
モノ作りが好きな人
工業高校と普通科高校の違いはもちろん専門的な分野を学べるという部分もありますが、大きな違いとして実習という小中学校でいう家庭・技術のステップアップ版のような授業があります。
多くの人が小中学校で家庭ならナップサック、技術ならラジオを作ったと思います。
それらは決められた説明書に沿って作れば問題なく完成出来たのではないでしょうか?
しかし、実習という授業は完成させるために試行錯誤して完成させます。
ある程度のサポートや流れは先生が教えてくれたり、テキストに書いてあったりしますが、完成までの道筋が1つでない場合が多く、小中学校までのような完璧な説明書はありません。
意外に思うように完成に近づけずイライラしたりすることもあります。
その中で、モノ作りが好きな人だと楽しく授業を受けられます。
また、結果的に良い成績も取れるようになります。
逆に、モノ作りが苦手となると途中で耐えられなくなり成績も落ちていきます。
機械触るのが好きな人
先ほどのような実習の中には、大型の工業機械を使うことがあります。
そういった機械だけでなくパソコンなどの一般的な機械も触ります。
機械を触るのが好きで、ある程度何か不具合が起きても焦らず対処できる人は成績で有利になります。
また、大型の機械はとてもカッコいいものが多く、機械を動かしている感が直に感じやすいので、好きな人は楽しくてしょうがないと思います。
これに関しては、機械を触るのが苦手な人でも大丈夫です。
間違えたら大怪我するような機械もあるので、丁寧に誰でも出来るように教えてくれます。
また、得意な人はマンツーマンで教えなくてもある程度の説明で出来てしてしまうので、先生は基本的に苦手な人メインで付いて教えてくれます。
細かい作業が好きな人
機械でモノづくりをする場合や、設計・製図する場合に細かい作業が出来ないと、かなりの確率で成績が低くなってしまうと思います。
ものづくりにおいて、精度は制作物を完成させることと同じくらいに重要です。
例えば、小物入れの引き出しなんかを作るとして、そもそも中の引き出しが外枠に入らなければいけませんし、中の引き出しが小さすぎたり左右がずれていたらガタガタしてしまいます。
そういった点からモノづくりではミリ単位で調整しなければいけないので細かい作業が好きな人は丁寧でキッチリとした作品が作れます。
男子ばかりの環境でも大丈夫な人
工業高校は約9割が男子で女子はほとんどいません。
男友達の方が多いような人や男子ばかりの環境でも大丈夫な人は多分、クラスの人気者みたいな感じに周りから好かれると思います(彼氏ができるかは別w)。
逆に男子が苦手な人や男子ばかりの学校はちょっと…という人は少し考えた方が良いと思います。
もちろん、男子ばかりの環境にいれば自然に慣れていくこともあるので、それも勉強の一つだと思ってしまえば問題ないと思います。
下ネタが全然OKな人
先ほどの「男子ばかりの環境でも大丈夫な人」と少し内容が被るのですが、男子が多いので、女子がいても関係なく下ネタがクラスで飛び交います。
そこで女子が下ネタOKだとノリが良いと思われて好かれます。
もちろん、下ネタには触れなくても全然大丈夫です。
こちらも逆に下ネタが苦手だと最初は厳しいと思いますが、ほぼ毎日下ネタが飛び交うので多分慣れます(笑)
汚れても大丈夫な人
工業高校では「実習」という、実際に大型の機械や特殊な素材を使います。
大型の機械などは大抵、スムーズに動かすためや錆を防ぐために大量の油が使われています。
そのため、手は茶色くなり機械の操作中、作業服に油が付いてしまいます。
どう注意していても絶対に油で汚れるのは避けられません。
なので、手や服が汚れても大丈夫という人でないと厳しいと思います。
溶接などでは独特の匂いが体につくので、多少の臭さは大丈夫という人でないと厳しいと思います。
特にアトピーの人は少し注意が必要です。
普通の人でも手が荒れるような液体・油が多いのと、作業服が結構暑くなり汗をかくので大変だと思います。
将来の夢が決まっている人
夢は決まっているけど、専門学校に行ってその職業に就けなかったとき心配という人にオススメです。
工業高校は勉強量が少なく、学校の勉強以外に使える時間が普通科高校より多いと思います。
最悪、工業高校ならそこら辺の工場に就職するという逃げ道もありますし、もし別の職業に就きたいと思っても成績さえよければ推薦で大学にも行けるので、一番選択肢が多いのが工業高校といっても過言ではありません。
逆に、大手の○○株式会社に就職したいなどがあれば、普通科高校にいって有名大学に行くことをオススメします。
例えば、私の場合だと映像制作で大手テレビ会社に就職したかったのですが、大手テレビ会社の場合は早慶やMARCHといった有名私立大学や国立大学卒がほとんどでした。
いくら凄い映像を作っても地方大学じゃほとんど採用されないと知り、当時の私は少し後悔しました…
テレビ会社に限らず大手の場合は、実力や実績より学歴を重視することが多いと思われます。
高卒で就職したい人
工業高校の就職率は約7割です。
逆に普通科高校の就職率は約2割です。
データから見ても一目瞭然ですが、そもそも工業高校の方が即戦力になるので、求人募集はほとんど工業高校に来ます。
普通科高校は求人募集が少ないうえ、就職の幅がとても狭いと思います。
また、工業高校は授業が簡単な内容ばかりなので成績上位も狙いやすく(中学校の基礎を理解していればの話ですが)、成績上位で無遅刻無欠席なら大企業(製造系やラインが多い)でも就職できます。
正直、高卒で就職したいなら工業高校一択かなと思います。
将来のために資格をたくさん取得したい人
上記でも説明した通り、工業高校の授業内容は簡単でスピードも速くないので、テスト期間でなければ暇な時間が多くあります。
そのため、普通科高校より資格勉強に時間を割きやすいと思います。
また、自分のクラスの教科担当の先生だけでなく、いろいろなその専門の先生に受験したい資格の事を聞いたら、教えられる先生が居たりして、先生のご厚意でサポートして貰えることも多々ありました。
中学までの勉強が苦手だった人
同じく上記でも説明した通り、工業高校の授業内容は簡単でスピードも速くないので、ちゃんと勉強していれば赤点を取ることはまずありません。
正直な話、普通科高校の場合は中学校の基礎が出来てない人は本当に苦労すると思います。
特に数学や英語は中学校までの基礎を分かっている前提で進むので大変です。
ほとんど授業だけでは理解できないと思います。
実際、授業が簡単な工業高校ですらそんな状況の人が多いので、中学校まで勉強が苦手だった人は工業高校がおすすめです。
また、そのまま中学時代と変わらず勉強していない生徒も多く、しっかり勉強していれば順位が上がり成長が顕著に見えるので勉強のモチベーションにもなります。
ただ普通科高校よりは工業高校の方がマシと言うだけで決して楽なわけではありません。
まとめ
今回は工業高校に向いている人(女子編)を紹介しました。
人生を左右するかもしれない大きな選択であり、膨大なお金もかかるので、しっかりと進路について考えて決めましょう。
ではまた。
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