1. はじめに
香川県立坂出工業高等学校(通称:坂工〈さかこう〉)は、香川県坂出市に位置する県立の工業高等学校です。
1938年に設立され、長い歴史と伝統を持ち、地域の産業を支える技術者を数多く輩出してきました。
全日制課程において、機械科、電気科、化学工学科、建築科の4つの学科を設置し、専門的な技術教育を提供しています。
2. 高校の基本情報
- 正式名称:香川県立坂出工業高等学校
- 略称:坂工(さかこう)
- 所在地:〒762-0031 香川県坂出市御供所町1-1-2
- アクセス:JR予讃線「坂出駅」から徒歩約15分
- 創立年:1938年(昭和13年)
- 課程:全日制
- 設置学科:機械科、電気科、化学工学科、建築科
- 公式サイト:https://www.kagawa-edu.jp/sakakh02/connect/
3. 偏差値・入試情報
坂出工業高校の偏差値は以下の通りです(2025年度版、みんなの高校情報より)。
- 機械科:偏差値 44
- 建築科:偏差値 44
- 電気科:偏差値 43
- 化学工学科:偏差値 43
入試は、香川県の公立高校入試制度に基づき、「推薦入試」と「一般入試」の2つの方式が実施されています。
推薦入試では、面接や作文、調査書などを基に総合的に評価され、各学科の適性や意欲が重視されます。
一般入試では、5教科(国語・数学・英語・理科・社会)の学力検査が行われ、その結果と調査書を総合して合否が判定されます。
4. 学校の特色・強み
香川県立坂出工業高等学校は、機械・電気・化学工学・建築の4つの専門学科を設置し、実践的な工業技術教育を行っています。
地元の企業や大学と連携し、産業現場での実習やインターンシップを積極的に取り入れることで、即戦力となる人材を育成しています。
また、資格取得支援が充実しており、在学中に国家資格や技能検定を取得できるよう、専門的な指導が行われています。
加えて、ものづくりコンテストや課題研究発表会など、実践的な学習の場が多く設けられているのも特徴です。
5. 学科・コース紹介
坂出工業高校では、以下の4つの学科が設置されており、それぞれの専門分野で高度な知識と技能を学ぶことができます。
機械科
旋盤・フライス盤・溶接・CAD/CAMなど、機械加工や設計技術を習得します。
機械加工技能士やフォークリフト運転技能講習などの資格取得を目指し、自動車・製造業界での活躍が期待されています。
電気科
電気回路、電子制御、プログラミング、電力設備の知識と技術を学びます。
第二種電気工事士や工事担任者の資格取得が可能で、電力・通信・設備業界での就職が見込まれます。
化学工学科
化学製品の製造、環境保全技術、化学分析を学びます。
危険物取扱者や毒物劇物取扱者の資格取得を目指し、化学・食品・製薬・環境関連の業界での活躍を視野に入れています。
建築科
設計製図、建築構造、施工管理などを学び、建築業界で活躍できる技術者を育成します。
建築CAD検定、測量士補、建築施工管理技士などの資格取得を目指し、建築業界や公務員としての就職が可能です。
6. 資格取得実績
坂出工業高校では、資格取得を重視し、国家資格や技能検定の取得を積極的にサポートしています。
対策講座や実技指導を通じて、高い合格率を誇ります。
主な資格取得実績:
- 第二種電気工事士(電気科)
- 第一種電気工事士(電気科)
- 機械加工技能士(機械科)
- 基本情報技術者試験(電気科)
- ITパスポート(電気科)
- 建築CAD検定(建築科)
- 測量士補(建築科)
- 危険物取扱者(化学工学科)
- 毒物劇物取扱者(化学工学科)
資格取得により、卒業後の就職・進学の選択肢を広げ、各分野で即戦力として活躍できる人材を育成しています。
7. 就職・進学実績
香川県立坂出工業高等学校は、就職率が非常に高く、県内外の企業や公務員として多くの卒業生が活躍しています。
また、大学や専門学校への進学希望者に対しても、個別指導や進学ガイダンスを実施し、進学実績を伸ばしています。
2023年度の進路状況:
- 就職:80%(主に機械科・電気科・化学工学科・建築科)
- 大学・短大進学:15%
- 専門学校進学:5%
主な就職先(2023年度実績):
- 四国電力
- 三菱電機
- 川崎重工業
- JR四国
- 香川県庁(技術職)
- 大手建設会社・ゼネコン
- 化学・食品・製薬関連企業
主な進学先:
- 香川大学(工学部)
- 徳島大学(理工学部)
- 岡山理科大学
- 日本大学(理工学部・生産工学部)
- 職業能力開発大学校
企業推薦枠が充実しており、特に機械・電気・化学工学・建築分野では大手企業への就職が多いのが特徴です。
8. 部活動・生徒会活動
坂出工業高校では、学業と並行して部活動も活発に行われており、特に工業技術系のクラブが充実しています。
運動系部活動:
- サッカー部
- バスケットボール部
- バドミントン部
- 陸上競技部
- 野球部
文化系・工業技術系部活動:
- ロボット研究部(ロボコン・制御技術)
- 電気工学クラブ(電気工作・回路設計)
- 建築デザイン部(建築設計・模型制作)
- 情報技術研究部(プログラミング・IT研究)
「ロボット研究部」は全国高等学校ロボットコンテスト(ロボコン)に出場し、優秀な成績を収めています。
9. 年間行事とイベント
坂出工業高校では、工業系教育を活かしたイベントが充実しており、地域とも連携した活動が行われています。
主な年間行事:
- 4月:入学式、新入生オリエンテーション
- 6月:クラスマッチ、企業見学
- 7月:インターンシップ(2年生)
- 9月:工業祭(文化祭)、体育祭
- 11月:課題研究発表会(3年生)
- 12月:企業説明会・進路ガイダンス
- 3月:卒業式
「工業祭」では、各学科の生徒が制作した作品や研究成果を展示し、実演を行う機会もあります。
「課題研究発表会」では、3年生が一年間かけて取り組んだ研究内容をプレゼンし、実践的な技術力とプレゼンテーションスキルを身につけます。
10. 学校の評判・口コミ
口コミサイト「みんなの高校情報」や卒業生・保護者の意見をもとに、坂出工業高校の評判をまとめました。
良い点:
- 就職率が非常に高く、企業からの信頼が厚い。
- 資格取得支援が充実しており、在学中に複数の資格を取得できる。
- 電気科・化学工学科の実習が充実しており、工業・インフラ関連の専門技術を学べる。
- 先生が親身になって進路相談にのってくれる。
改善点として挙げられる声:
- 設備がやや古く、最新の機材が導入されるとより良い環境になる。
- 専門科目の実習が多いため、学科によっては一般科目の勉強時間が少なく感じることがある。
全体として、「確実に資格を取得したい」「実践的な技術を学びたい」「大手企業やインフラ関連業界に就職したい」生徒にとって、非常に適した環境であると評価されています。
11. まとめ
香川県立坂出工業高等学校は、機械・電気・化学工学・建築の4つの学科を持つ、工業技術の専門高校です。
地域の産業や大手企業と連携しながら、最新技術を学び、即戦力となる人材を育成しています。
特に資格取得支援と企業推薦枠が充実しており、卒業後の就職率はほぼ100%を誇ります。
また、進学希望者には工業系大学や専門学校への進学支援が手厚く、さらなる学びを求める生徒にも最適な環境です。
さらに、工業祭や課題研究発表会、部活動などの学校行事が充実しており、技術力だけでなく、協調性やプレゼンテーション能力など、社会で求められるスキルを身につけることができます。
こんな生徒におすすめ:
- 機械・電気・化学・建築技術に興味がある人
- 資格を取得し、大手企業やインフラ関連業界で働きたい人
- ものづくりや社会インフラに関心があり、実習中心の学びを希望する人
- 就職率の高い学校で確実に職業スキルを身につけたい人
「技術で未来を切り拓く」――そんな想いを持つ中学生にとって、坂出工業高校は最適な進学先となるでしょう。
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