工業高校生と言えば!そう、資格検定ですね
全員受験になっていたり、先生に資格を勧められたり、etc…何かと資格検定と関わりのある工業高校。
実際に調べてみると一つのジャンルでもたくさんの資格検定が出てきますよね。
同じような名前の資格検定も多くあり何が違うのか分からないということは良くあることです。
「工業高校生のあるある」なので、安心してください。
実際、教師ですら全部の資格検定を把握している訳ではありません(笑)
そんな資格検定ですが、ある程度は自分の実力に見合ったものを選ぶことが望ましいと思われます。
特に専門的な資格は合格率80%のような超簡単なものから、10%前後の超難関なものもあり、難易度の振れ幅が大きいので自分に合ったものを選ぶ必要性があります。
なので、今回は工業科の高校生向けに進学や就職、将来のために役立つオススメの資格を紹介していきます!
工業科高校生が資格を取得すべき理由
- 自分のスキル・知識の証明になる
- 普通科高校に唯一、差をつける方法
- 進学先の学校によっては入試の際に優遇されることがある
- 仕事・アルバイトの給料が上がることがある
- 勉強に対する意欲をアピール出来る
- 面接で話のネタになる
- 勉強のモチベーションになる
流石、学校から推奨されてるだけあってメリットいっぱいだね。
1.自分のスキル・知識の証明になる
知識の証明というのは難しいものですが、資格を取ることで客観的に知識量を証明できます。
なので、専門知識を面接などで伝えたいときには必要です。
どんな大学でも一般科目の試験はあるけど、専門科目の試験はほぼ無いからね~
2.普通科高校に唯一、差をつける方法
普通科高校の人たちは一般科目の勉強を一生懸命して、大学や専門学校に行き、就職するという流れです。
そのため、多くの人が進学先で専門科目の資格を取るのですが、その資格を既に持っていれば大きな差になると思います。
3.進学先の学校によっては入試の際に優遇されることがある
英検の〇級を持っていたら試験点+ボーナス点みたいな感じだったり、そもそも試験を受けなくても良いみたいな学校もあります。
意外ですが、国立大学の一部学科でも採用されています。
国立大学や名門私立大学などではAO入試での必須項目になっていたりします。
これはかなり有利だね!
4.仕事・アルバイトの給料が上がることがある
具体的な例ですと、危険物取扱者の免状を持って入ればガソリンスタンドの時給が数十円~数百円アップみたいな感じです。
最近はかなり少なくなってしまいましたが、たくさん資格を持っているほど給料が上がる資格手当もありました。
特定の資格となりましたが、今でも資格手当を導入している企業は少なくありません。
5.勉強に対する意欲をアピール出来る
学校の成績だけではアピールするにも限界がありますが、資格を取ることで勉強に対する意欲をアピールできます。
また、資格は自主的に行う勉強のため、学校での勉強より意欲をアピール出来ます。
6.面接で話のネタになる
これは面接が苦手な方はとてもメリットになります。
資格取得という引き出しを持っておくと、もし聞かれたことに対してすぐに思いつかなくても資格関連で返答すれば良いのです。
また、その後に資格について深堀してくれるかもしれません。
かといって、資格の話ばかりでは高校生活で資格しかやってこなかった人みたいに見えてしまうので注意です。
私は運よく面接官と資格の話で盛り上がって無事合格!
えば(筆者)は指定校推薦(巷では99%受かると言われている)だから面接で合否変わらないでしょ(笑)
それは言わないお約束
7.勉強のモチベーションになる
これは工業高校生ではなく、資格全般に言えることですが、勉強のモチベーションになります。
いくら好きな分野でも目標もなくやみくもに勉強するのは辛いことだと思います。
資格合格という目標があるだけで勉強のモチベーションにとても繋がります。
モチベーションというのもあるけど、資格とかじゃないと専門分野なんて何勉強していいか分からなくて、やる気なくなるってのもある。
工業科の高校生にオススメの資格
- 英検(実用英語技能検定)
- TOEIC
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- ガス溶接技能者
- 危険物乙種第4類
- 電気主任技術者試験(電験)
1.英検(実用英語技能検定)
中学校でも聞くような、日本で1番有名な資格の一つです。
今のグローバル社会で英語は勉強しておいて、絶対に損はない知識・能力です。
また、プログラミング言語はほとんど英語を少し変えたようなものばかりなので、そういった点でも工業科とは言え英語を知っていると便利です。
最低限リーディングはできるようにしておくことをオススメします。
最近は専門用語みたいな横文字も普通にニュースとかで聞くようになったしね
そういう横文字の中には日本独自のものもあるけど、元の英単語から推測できたりするから他の資格にも応用が効くよ。
2.TOEIC
英語の勉強している方で知らない人はいないくらい有名な英語の資格です。
主に就活目的や自分の力試しに大学生が受けることが多いようです。
また、合格点などはなく点数でほかの人と比較します。
そのため他の資格では珍しく、何回も受験して高得点を目指す方も少なくはありません。
TOEIC豆知識?TOEICは990点満点の5点刻みの配点。
3.ITパスポート
この資格も大学生に人気な資格の一つです。
情報系の入門資格です。
この情報社会で生きていく学生・社会人に必要な最低限の知識を学べるので、とりあえずこの資格を受けてみるのもおすすめです。
情報だけでなく、経営・経理・法律など幅広い職種の知識を学べるので、進路決めに役立つかもしれません。
私は死ぬほどマネジメントの分野で苦労した。
4.基本情報技術者試験
この資格も大学生に人気な資格の一つですが、「ITパスポート」のレベルアップ版なので、難易度は高いようです。
情報系の仕事に将来就きたいと思っている方は、のちに取ることになる(IT系大学やIT関係の部署)ので高校生のうちに取っておけるなら取っておきましょう。
5.ガス溶接技能者
この資格はガス溶接するために必要な資格(免許)です。
溶接を必要とする工場で働く予定のある方は是非取っておくことをオススメします。
また、もしガス溶接を使わない工場でも、溶接の基礎を学べるのでオススメです。
溶接にビビり散らかして失敗しまくった結果、先生に後ろから無理矢理カラダ押さえつけられて一緒にやったのはいい思い出(笑)
6.危険物乙種第4類
工業高校生の間で知名度No.1の資格だと思います。
ガソリンや軽油などのいわゆる油系を扱えるようになる資格(免許)です。
大体の学校で全員受験となっているので、折角お金を出して受験するなら合格しておきましょう。
全員受験になっていないなら、工場などで働くつもりの方は取っておくことをオススメします。
化学が好きなら結構楽しいと思う。
7.電気主任技術者試験(電験)
今回紹介する資格の中で唯一の電気系の資格です。
この資格は電気系の中では有名です。
将来、電気系の仕事に本気で就きたいと思っている方は絶対にとっておきたい資格ですが、難易度が高いのでその他の方は取らなくても大丈夫です。
この資格を持っていると、電子機器だったりコンセントの内部などをいじれる免許が手に入ります。
資格を取ることをゴール(最終目標)にしてはいけない
資格はあくまで、目標(将来の夢など)への手助けのようなものです。
今後、その資格をとった後は何をすべきか、どう生かしていくかを考えなければ、それはただの自己満足で終わってしまいます。
わざわざ努力して取った資格を自己満足で終わらせないように、しっかりと考え次のステップアップに繋げる事ができれば、きっとより良い人生になる事でしょう。
まとめ
今回は、資格のメリットやおすすめの資格などを紹介しました。
是非、工業高校3年間悔いのないように過ごすためにも資格取得ということも視野に入れてみてください。
また、今回紹介した資格はほんの一部でまだまだ専門的なところだとたくさんあるので、是非興味のある方はその分野で調べてみてください。
資格はきっと人生に役立つものになると思います。
それではまた。
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