ローマ字入力のまま文字を打ってしまい、そのまま検索して何もヒットせず、「あ、やってしまった……」となった経験はありませんか。
私はこれを頻繁にやってしまい、毎回すべて消して、かな入力に切り替えて打ち直すのがとにかく面倒でした。
そこで、ローマ字入力のまま打ってしまった文字列を、日本語に変換できるChrome拡張機能を作ってみました。
検索バーや入力欄で使え、ドラッグで選択して変換することもできます。
すぐに使ってみたい方はこちらからダウンロードできます。
以下では、作ろうと思ったきっかけや使い方、仕組みについて簡単に説明します。
作ろうと思ったきっかけ
普段から日本語入力をしているつもりでも、なぜかローマ字入力のまま文字を打ってしまうことがあります。
特に検索バーやちょっとした入力欄で、無意識にそのまま打ってしまい、検索結果が何も出ずに気づく、ということを何度も繰り返していました。
そのたびに、入力した文字をすべて消して、かな入力に切り替えて、もう一度打ち直す必要があります。
この作業自体は大したことではないのですが、回数が重なると地味にストレスになります。
「せっかくローマ字で打ったのに、これをそのまま日本語に変換できたら楽なのに」と思い、IMEを切り替えずに、後から変換できる仕組みがあればいいのではと考えました。
そこで、ローマ字入力のまま打ってしまった文字列を、その場で日本語に変換できるChrome拡張機能を自作することにしました。
作ったChrome拡張機能でできること
このChrome拡張機能では、ローマ字入力のまま打ってしまった文字列を、日本語に変換することができます。
IMEを切り替えたり、入力し直したりする必要はありません。
主に、次のような使い方ができます。
ローマ字入力のまま日本語に変換できる
検索バーや入力欄でローマ字のまま文字を打ってしまっても、そのまま日本語(ひらがな)に変換できます。
「全部消して打ち直す」という作業をしなくて済むので、ちょっとした入力ミスのストレスを減らせます。
検索バーや入力欄など、さまざまな場所で使える
通常のテキスト入力欄だけでなく、Google検索などの検索バーでも使えるようになっています。
Webページ上の入力欄であれば、基本的に同じ操作感で利用できます。
ドラッグで選択した文字を変換できる
すでに入力してしまったローマ字をドラッグで選択すると、選択した文字列を日本語に変換することもできます。
入力後に気づいた場合でも、最小限の操作で変換できるのが特徴です。
使い方
このChrome拡張機能の使い方はとてもシンプルです。
IMEを切り替える必要はありません。
ローマ字入力後に変換する方法

- 検索バーや入力欄に、ローマ字のまま文字を入力します
(例:konnichiha) - そのまま Spaceキー または Enterキー を押します
- 直前に入力したローマ字が、日本語(ひらがな)に変換されます
ドラッグで選択して変換する方法

- ローマ字のまま入力してしまった文字列をドラッグで選択します
- 選択した文字の近くに表示される 「変換」ボタン をクリックします
- 選択した文字列が、日本語に変換されます
実際に使ってみた感想
実際にこのChrome拡張機能を使ってみると、一番効果を感じたのは 検索時のちょっとしたストレスが減ったことでした。
ローマ字入力のまま検索してしまった場合でも、すべて消して打ち直す必要がなく、そのまま変換できるため、思考を中断せずに作業を続けられます。
特に、調べものをしているときや、一瞬だけ検索バーに文字を打つような場面では、IMEの切り替えを意識しなくてよくなるのが地味に便利でした。
一方で、日本語入力そのものを置き換えるようなChrome拡張機能ではないため、長文の日本語入力や、漢字変換を前提とした入力には向いていません。あくまで「ローマ字のまま打ってしまったときの救済用」として使うのが適しています。
個人的には、「またやってしまった」と感じる回数が減っただけでも、作ってよかったと感じています。
インストール方法
このChrome拡張機能は、Chrome Web Store では公開していないため、デベロッパーモードを使って手動でインストールします。
- Chromeを再起動すると、警告が表示されることがありますが、動作には問題ありません。
- Chrome Web Store 未公開の拡張機能のため、デベロッパーモードが必要です。
- 不要になった場合は、拡張機能管理画面から簡単に無効化・削除できます。
少し手順はありますが、5分もかからず導入できます。
以下のリンクから、拡張機能のZIPファイルをダウンロードしてください。
ダウンロード後、ZIPファイルを解凍(展開)します。
解凍すると、拡張機能のフォルダが作成されます。
Chromeのアドレスバーに、以下を入力して開きます。

拡張機能管理画面の右上にある「デベロッパーモード」 をオンにします。

- 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックします
- 先ほど解凍した 拡張機能のフォルダ を選択します
これで、Chrome拡張機能が有効になります。
検索バーや入力欄でローマ字を入力し、SpaceキーまたはEnterキーを押して、日本語に変換されるか確認してください。
仕組みの簡単な説明(技術的な話)
このChrome拡張機能は、IMEの代わりに日本語入力を行うものではありません。
Webページ上の入力欄に対して、後から文字列を変換する仕組みになっています。
具体的には、Chrome拡張機能の content script を使い、Webページ上の入力欄(input や textarea など)での操作を監視しています。
ローマ字が入力された状態で、SpaceキーやEnterキーが押されたタイミング、または文字列が選択されたタイミングを検知し、その部分だけをローマ字から日本語(ひらがな)に変換しています。
変換処理はすべてブラウザ内で行われており、入力した文字列が外部サーバーに送信されることはありません。
あくまで「ローマ字で打ってしまった文字を救済する」ことを目的とした仕組みのため、漢字変換や、日本語入力全体を置き換えるような処理は行っていません。
注意点・制限事項
このChrome拡張機能は、「ローマ字入力のまま打ってしまった文字を、日本語に変換する」ことに特化しています。
そのため、いくつか注意点や制限があります。
IMEを置き換える拡張機能ではありません
この拡張機能は、IMEのように日本語入力を常時サポートするものではありません。
漢字変換や、文脈を考慮した変換には対応していません。
あくまで、ローマ字のまま入力してしまった文字を、後から変換するための補助的なツールとして使ってください。
対応していないサイト・入力欄があります
多くの入力欄で動作しますが、一部のWebサービス(リッチなエディタを使用しているサイトなど)では、正しく動作しない場合があります。
その場合は、ドラッグでの変換が使えなかったり、変換自体が行われないことがあります。
Chrome Web Store では公開していません
この拡張機能は、現在 Chrome Web Store では公開していません。
そのため、インストールにはデベロッパーモードを使用する必要があります。
完璧な変換を保証するものではありません
変換ルールはシンプルなローマ字変換に基づいているため、入力内容によっては、意図した日本語にならない場合があります。
著作権・利用について
本Chrome拡張機能の著作権は、すべて作者に帰属します。
本拡張機能は、個人利用の範囲で自由に使用していただいて構いません。
また、学習目的や検証目的での利用についても問題ありません。
一方で、以下の行為についてはご遠慮ください。
- 本拡張機能を無断で再配布すること
- 本拡張機能を改変したものを、作者名義なしで公開すること
- 本拡張機能を有償で販売・提供すること
ソースコードの一部を参考にしたい場合は、用途や規模に応じて、常識の範囲での利用をお願いします。
なお、本拡張機能の使用によって生じたいかなる損害についても、作者は責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
個人開発のため、至らない点もあるかと思いますが、不具合や改善点などがあれば、コメント等で教えていただけると嬉しいです。
まとめ
ローマ字入力のまま文字を打ってしまい、一度すべて消して打ち直す、という小さなストレスは、意外と日常の中で何度も発生します。
今回作ったChrome拡張機能は、そうした「うっかりローマ字のまま打ってしまったとき」を救済するための、シンプルなツールです。
IMEを置き換えるような大きな仕組みではありませんが、検索バーや入力欄でのちょっとした手間を減らすことができます。
同じようなストレスを感じたことがある方に、少しでも役に立てば嬉しいです。
ではまた。







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