こんにちは、えばです。
近年注目度を増しているプログラミング。
男子の将来の夢ランキングにも「プログラマー」が入っています。
そこで今回は「小中学生でも使えるScratchというプログラミング教材」を紹介しいこうと思います。
もちろん高校生や大学生、社会人にもScratchはオススメなので、ぜひ見ていってください。
そもそもプログラミングとは
プログラミングってどんなもの？
簡単にわかりやすく説明すると「コンピュータ(パソコンなど)にやって欲しいことの手順を人間が命令すること」です。
また、その「命令するために書く文章」をプログラムと言います。
今でこそAI (人工知能)も出てきましたが、コンピューター自体はそこまで賢くはありません。
人間のように、自分の好きなことで自由に遊んだり、気の合う友達を作ったり、まして学校や職場で空気を読むなんてことはできません。
そのためコンピュータには、やって欲しいことを事細かに1から説明する必要があります。
ゲームアプリなどでよく耳にする「バグ」というものは、ここの「コンピュータへの説明」が足りなかったんだなと思っていただければ問題ありません。
プログラミングが義務教育の範囲に！？
2020年から小学校における学習指導要領の改正が行われ、プログラミングが必修化されました。
要はプログラミングが義務教育の一部となったのです！
現代のIT人材不足を改善したいという背景があるみたいです。
また、現代ではプログラミングに限らず他分野でも、プログラミング的思考という論理的に考える能力が大切だとされており、子どものうちから身につけて置くことが重要視されています。
プログラミングの身近な例って何がある？
私たちの身の回りにあるスマホ、タブレット、ゲーム機、パソコンから工場のロボット、スーパーのセルフレジ、最近では掃除機や冷蔵庫といった家電製品にも使われていることがあります。
私たちが現代で生きていくために必要なものばかりです。
プログラミングがなければ、スマホ・タブレットは固定電話に、ゲーム機は全て無くなり、工場もほとんど手作業になってしまいます。
どんなプログラミングにも共通するもの
プログラミング言語
実は、プログラミングには実際の言語と同じように、パソコン専用の言語も存在します。
それがプログラミング言語です。
それは、元からあるものではなく人間が開発したものです。
先ほど説明した通り、プログラムは「命令するために書く文章」です。
もちろん、文字がなければ文章を書くことができません。
そこで必要になってくるのがこのプログラミング言語という訳です。
フローチャート・アルゴリズム
こちらはどんなプログラミングでも必須です。
プログラミングの基盤とも言えます。
例えば、「5m先のコンビニでアイスを買って帰ってくる」というプログラムを考えるとしましょう。
その場合こうなります。
5m先まで移動する→コンビニに入る→アイスを買う→コンビニを出る→帰ってくる
この一連の流れをフローチャート(アルゴリズム)といいます。
まずこれを考えれないとプログラミング言語を習ったところで使えません。
しかし、プログラミング言語を勉強しなくてもScratchならフローチャート(アルゴリズム)を勉強できます！
Scratchとは？
Scratchとは、小中学生向けの教育ツールとして開発されたビジュアルプログラミング言語です。
通常のプログラミング言語は難易度が高く、プログラムを書く前にプログラミング言語を学ぶ時点で挫折してしまう人が多いのです。
そもそもプログラムを書くためにタイピング能力が求められるので、小中学生だとその時点で躓きます。
しかし、このScratchは日本語で指示が書かれたブロックを組み立てるだけでプログラムが作れてしまいます。
要はタイピング能力とプログラミング言語を覚えるという1番最初のステップを飛ばせるのです。
またプログラミングを勉強する上で情報の多さが大事になってきますが、ネット上には多くの教材がありますし、Scratchには「Discuss Scratch」というフォーラムサービスがあるのでわからないことは質問できます。
さらにオンラインのコミュニティもあるのでログインすれば、自分の作品を公開できるだけでなく世界中の作品を遊んだり、プログラム（中身）を見ることができます。
他の人の作品を遊ぶだけでなく、プログラムまで見れるのはScratchの大きなメリットです！
Scratchで出来ること
ゲームはもちろん、アニメやプログラミングを使ったアートなども作れます。
ゲームというと「昔のアーケードゲームくらいのクオリティくらいなんでしょ」と思われがちですが最近のアップデートでセーブ機能、ランキング機能、スマホやタブレット用のジョイスティックなんてものまで作れちゃいます。
スプライトというキャラクターなどイラストに命令を出すことで動かしたり、見た目を変えたり、音を鳴らしたりできます。
他には、キーボードやコントローラーからの入力を受け取ったり、繰り返しのような制御処理や計算処理もできたりと、普通のプログラミングと変わらないくらい自由度が高いです！
Scratchが人気の理由
Scratchは世界中の子ども達や多くの教育現場で教材として使われています。
ビジュアルプログラミング言語はいくつもありますが、その中でもなぜこれほど人気なのかを説明していきます。
- カラフルでデザインが良い
- 分かりやすいブロック型言語
- 多くの言語に対応している
- 無料で利用しやすい
- 情報が多い
- コミュニティがある
カラフルでデザインが良い
他のビジュアルプログラミング言語に比べて、とてもシンプルで分かりやすいデザインになっています。
「動き」「見た目」など種類によってそれぞれ各色で統一されているのが物凄く分かりやすいです。
シンプルながらポップで可愛いデザインになっているので国籍・男女問わず多くの人から愛されているのだと思います。
分かりやすいブロック型言語
ビジュアルプログラミング言語にはScratchのようなブロック型言語だけでなく、フロー型言語と呼ばれるそれぞれのパーツ（命令）を線で繋ぐものもあります。
しかし、フロー型言語よりブロック型言語の方が一目で分かりやすく、上から下にブロックを繋げるだけなので感覚的に操作できます。
ブロック遊びのような感覚で楽しみながらプログラミングを学べるのも人気な理由だと思います。
多くの言語に対応している
一般的にプログラミング言語は分かりやすいように英語ベースで開発されていますが、Scratchは70種類以上の言語に対応しています。
言語の壁が無くなるため、200ヶ国以上の国と地域で利用されています。
しかも日本では子ども達でも利用できるように、日本語だけでなく「ひらがな」だけにも対応しています。
無料で利用しやすい
Scratchは完全無料でしかもダウンロードもログインの必要もありません。
さらにパソコンを持っていなくてもスマートフォンやタブレットから利用することも可能です。
利用に対するハードルが限りなく低いのも人気な理由と思います。
情報が多い
どれだけ分かりやすく使いやすいプログラミング言語でも、他に使っている人（Web上の情報）が少ないと利用するハードルが高くなります。
Scratchは人気で歴史も深いので、Web上だけでなく書籍まで発売されています。
また、どうしても分からないことがあればフォーラムサービス（質問サイト）もあります。
コミュニティがある
Scratchは公式のコミュニティがあります。
世界中の作品を見たり遊んだりすることができます。
また、無料会員登録すると自分の作品を保存したり、世界中に公開したりすることができます。
試しに1つ簡単なゲームを作ってみました。
猫に触れたらゲームオーバーになるシンプルな避けゲーを作ってみました！
1時間もかからず作れました。
パパッと作ったので右上の避けた秒数だけですがスコアタイム機能も実装してみました。
緑の旗：スタート
上キー：上に移動
下キー：下に移動
まとめ
- プログラミングはコンピュータにやって欲しいことの手順を人間が命令すること
- プログラミングが義務教育の範囲になり当たり前の知識になっていく
- プログラミングは現代の生活に必要不可欠なもの
- Scratchを使えば言語を覚えなくてもフローチャート・アルゴリズムについて学べる
- Scratchはどんどんアップデートでできることが増えている
ということでした。
それではまた。
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