現代では、タイピングが出来るだけでも就職先が増えます。
最近では、スキャナーやAIでの自動入力も増えてきましたが、まだまだ手打ちでデータ入力している会社も少なくはありません。
なので、タイピングは早く打てて損がなく現代で必要不可欠なスキルです。
そんなタイピングの練習ができるサイトは調べるとたくさんあります。
しかし、どのサイトで練習すれば良いのか分からないと思います。
実際、学生の頃は筆者もいろいろ悩んでいました…
そこで今回は第8弾として超有名企業のBenesseが制作したタイピング練習サイトをやってみようと思います。
また、最後に「楽しさ」「ボリューム」「タイピング練習」の3つの観点から、それぞれ10点満点で評価し、初心者~上級者どのレベルの人向けかという事も決めたいと思います。
「楽しさ」はタイピングの練習を楽しくできたかという点で評価します。
「ボリューム」は内容がどのくらい豊富ですぐに飽きないかという点で評価します。
「タイピング練習」はどのくらいタイピングの練習になっているかという点で評価します。
Benesseが作ったタイピング練習教材とは?
https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing/
タイピングの基礎ともいえるホームポジションから練習が出来ます。
Benesseが行っているIT系検定「P検」の中にあるタイピング試験の練習用サイトにもなっています。
また、ただのタイピング練習だけでなく、国語・英語・情報の問題も同時に勉強できるタイピングもあります。
制限時間はそれぞれ1~5分の間から好きなように選べます。
大抵のタイピング練習サイトは制限時間が決まっているので、好きな時間で練習できるのはとても良いと思います。
得点の計算方法は、(正タイプ数×10点)-(誤タイプ数×5点) です。
値段は無料でしかもブラウザなので、ダウンロードは必要ありません。
ブラウザなら容量も圧迫しないし、どんな端末でも出来るので本当にありがたいですね。
タイピングの種類は2つあり、コースは7つあります。
- タイピングの基礎練習
- ホームポジション練習(英字入力)
- 日本語入力(ローマ字入力)
- 英語入力
- タイピングを使った学習
- 国語問題(ローマ字入力)
- 英語問題(英語入力)
- 英語ことわざ(英語入力)
- 情報モラル・パソコン用語(ローマ字入力)
ホームポジション練習(英字入力)
ホームポジションというとキーボードの真ん中、A〜Lだけのキーを使うタイピングソフトもありますが、このタイピング練習サイトではA〜Z全てのアルファベットが出題されます。
数字・記号のキーは出題されません。
最初はアルファベット一文字ですが途中から文字数が増えます。
初めはアルファベット1文字から3文字になり、ある程度タイプするとA〜Zのアルファベット順に3文字ずつ表示されます。
そのアルファベットA〜Zも打ち終えると、そこからはずっと英単語のタイピングに変わります。
日本語入力(ローマ字入力)
良くある単語をタイプするものでは無く、短い文章が出題されます。
文章の長さは初めから最後まで同じです。
かなり実践向きで、句読点があります。
英語入力
こちらも英単語では無く英文が出題され、文章の長さも変わりません。
文の初めが大文字になっていたり、単語間でスペースが必要だったり、ピリオド・コンマが必要だったりと日本語にはないような要素が練習できます。
国語問題(ローマ字入力)
穴埋め・動詞の変換・語句選択問題と、さまざまな国語問題が出題されます。
そのため、単語や文章が混ざって出題されます。
英語問題(英語入力)
並び替え、穴埋め、動詞変化の問題と、さまざまな英語問題が出題されます。
穴埋め問題でも全文タイプしなければいけません。
動詞変化の問題も文章として出題されるので、単語は一切出題されません。
英語ことわざ(英語入力)
海外のことわざでは無く、日本のことわざを英訳する問題が出題されます。
英訳なので、他のモードに比べてタイプする文章が長くなっています。
情報モラル・パソコン用語(ローマ字入力)
これは単語が出題されます。
単語だけを練習できるモードがコレしかないので、単語を練習したい人はこのモード一択ですね。
実際にやってみた
ちなみに筆者のタイピング速度はそこまで速くありません、普通くらいです。
今回はすべて制限時間は1分でやってみました。
タイピングの基礎練習
ホームポジション練習(英字入力)
早くはないけど、遅くもないですね、ぼちぼちって感じ。
普段あまり使わない「Q」や「X」も出てくるので少し焦って1回ミスタイプしてしまいました。
やっていて気づいたのですがこれ、アルファベットの順番がランダムのように見えますが多分同じです。
毎回同じアルファベット順でした。
日本語入力(ローマ字入力)
やはり日本語の方が文になっているのでタイプしやすいですね。
1分間に100字超えているので悪くはないと思います。
英語入力
あまり英文をタイピングする機会が無く、慣れていないのでだいぶ遅いです(笑)
最初は大文字、1単語ごとにスペースが必要だったり日本語よりやることが多くて難しいと思います。
タイピングを使った学習
どうやらタイピングに集中できるように最初から答えが出ているパターンも選べるみたいです。
というか、そっちがデフォルトですね。
国語問題(ローマ字入力)
内容はほとんど義務教育の範囲内っぽいですね。
結構、簡単な内容で国語が苦手な私でも気軽に出来ました。
英語問題(英語入力)
基本的に穴埋め問題や変形問題でも英語全文をタイピングしなければいけないので普段、英語をタイピングする機会のない私には少し難しく感じました。
また、あまり使わない「’」(アポストロフィ)が出てくるので、最初はどこにあるのか忘れていてかなりタイムロスになってしまいました。
問題自体はそんなに難しくないと思います。
英語ことわざ(英語入力)
上記の「英語問題(英語入力)」と同様で英語のタイピングは慣れていないので難しかったです。
問題は本当に知らないものばかりで答えが書いてなかったら多分1問も答えられません(笑)
普通科高校や進学校だと「ことわざの英訳」って習うのかな?
少なくとも私の工業高校では習った覚えはありません…
情報モラル・パソコン用語(ローマ字入力)
パソコン用語とかは普通に使う言葉で私はタイピングしやすく感じました。
内容自体は小中学校の技術の時間だったりパソコンの時間で習うような簡単な問題です。
有名な専門用語やその正式名称(例:パソコン→パーソナルコンピューター)みたいな問題ばかりで、IT系の用語という感じではなく常識的な問題が多いので、普段パソコンを触っていれば簡単です。
良い点・悪い点
良い点
- ホームポジションのような基礎の練習ができる
- 日本語だけでなく英語タイピングの練習もできる
- タイピングをしながら英語や情報系の勉強もできる
- 正タイプ率や誤タイプ率が表示されタイピングの正確性が分かりやすい
- タイピングを使った学習でも答えを表示するモードがある
悪い点
- 基本的なタイピング練習しかなく楽しく練習しにくい続きにくい
- 出てくる単語のレパートリーが少ない
まとめ
「楽しさ」 | 1/10 | |
「ボリューム」 | 2/10 | |
「タイピング練習」 | 9/10 | |
「総合」 | 12/30 |
全体的に初心者にオススメのタイピングサイトかなと思います。
楽しさが1なのはあくまでタイピングゲームではないので仕方ないけど、単調すぎると思います。
工業高校生のころにこのP検という資格試験を受けたのですが、このタイピングソフトだけでの合格は難しいと思います。
最低限のタイピングサイトかなというイメージです。
ではまた。
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