【かんたん解説】可用性(Availability)とは?【情報セキュリティマネジメント試験】

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はじめに

可用性 かようせい(Availability)

情報セキュリティマネジメントの概念において、システムやデータへのアクセスが確保されているかどうかを示す「可用性」は極めて重要です。

日々の業務でシステムがダウンしてしまった場合、それによる業務への影響は計り知れません。

この記事では、可用性の基本的な意味や、その他の関連する概念について詳しく解説します。

可用性とは?

可用性、またはアベイラビリティとは、システムやサービスがユーザーの要求に応じて、適切な時間内に利用できる特性を指します。

ハードウェアやソフトウェアの故障が生じても、冗長化や迅速な対応により、システムが継続して利用できる状態を保つことが重要となります。

RASの3つの要素

可用性は、RAS(Reliability、Availability、Serviceability)の3つの要素のうちの一つです。

  • 信頼性(Reliability) : システムや機器が故障せずに正常に動作する能力。
  • 可用性(Availability) : 今述べた通り、システムや機器がユーザーの要求に応じて適切な時間内に利用できる能力。
  • 保守性(Serviceability) : システムや機器の故障時の修理や保守が容易である特性。

RASISとは?

RASISは、RASに加えてIntegrity(保全性)とSecurity(安全性)を加えた5つの要素からなる評価指標です。

これらの要素は、システムや機器の総合的な性能を評価する際の指標として利用されます。

可用性の重要性

障害が頻繁に発生すると、それにより可用性が低下する可能性があります。

しかし、システムが冗長化されている場合や、障害が発生してもその影響が局所的である場合は、可用性への影響を最小限に抑えることができます。

また、保守性が確保されていると、障害発生時の修理時間の短縮や、定期的な保守作業がスムーズに行われ、可用性の向上に寄与します。

可用性の重要性

情報セキュリティにおいては、可用性の他にも、機密性 (Confidentiality)、完全性 (Integrity) が重要な要素として考えられています。

これら3つの要素を合わせてC.I.A.と呼ぶことがあります。

さいごに

このように、可用性は情報セキュリティマネジメントにおける重要な概念の一つです。

正確な知識と理解を持つことで、より安定したシステム運用が期待できます。

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