この記事は筆者の体験談のため偏見が多く含まれる場合があります。
こんにちは、えばです。
高校といえば一般的には普通科高校を思い浮かべる人がほとんどだと思います。
平成30年度の情報ですが、全国の高校生のうち普通科高校に在籍している割合はなんと7割以上でした!
工業高校はというと約7%と割合はとても少ないです、、、
クラスメイトの多くが普通科高校に進学する中、工業高校を選ぶのは勇気のいる選択だと思います。
なので今回は、そんな人のために工業高校と普通科高校それぞれのメリットデメリットを説明していきたいと思います。
普通科高校とは?簡単に説明
まずは普通科高校とはどんな学校なのかを簡単に説明していこうと思います。
普通科高校とは、その名の通り普通の高等学校です。
一般的に高校と言われれば普通科高校の事を指す場合が多いです。
中学生の人はドラマやアニメ・漫画に出てくる高校を思い浮かべてもらえば大丈夫です。
教科は基本的に中学校の頃とほとんど同じです。
国語・数学・英語・理科・社会の5教科をメインで勉強して大学合格など進学を目指します。
大学進学に限れば約60%以上、専門学校など就職以外の進路で考えた場合はなんと約90%以上です。
偏差値が30〜40くらいの普通科高校だと就職する生徒も少なくはありませんが少数派です。
工業高校とは?簡単に説明
まずは工業高校とはどんな学校なのかを簡単に説明していこうと思います。
工業高校とは工業や産業などの専門知識・技術を学ぶことの出来る高等学校です。
国語・数学・英語・理科・社会の5教科に加え、実習や資格検定に関連する授業などがあります。
一般的に就職することが多いです。
将来やりたいことが決まっている人は専門学校に行ったり
成績が優秀な人は大学に行ったりしますが少数派です。
就職率は約70%で、大学進学率は約10%以上で
専門学校など就職以外の進路で考えた場合は約30%以上です。
ちなみに、工業高校は女子が極端に少なく
男子に対して女子は10%近くです。
普通科高校と工業高校の共通点
次に普通科高校と工業高校の共通点について説明して行こうと思います。
普通科高校と工業高校の共通点はズバリ学費です。
探せば幾つか共通点が見つかると思いますが、私が考えた中だと1つだけでした。
もし、他にも共通点に気が付いたら今後追記していきます。
コメントで教えて貰えたらすぐに追記します。
学費は普通科高校も工業高校もどちらも公立なら同じくらいです。
私立でも調べた限り平均は同じくらいだと思います。
ただ、工業高校では作業服をはじめとする工業用品や、全員受験となっている資格検定の受験費用などがあるため少々、普通科よりも金額がかかります。
普通科高校のメリットとは?
それでは本題の普通科高校のメリットについて説明していこうと思います。
普通科高校の大きなメリットとしては「大学進学に有利」という事が挙げられます。
最初の普通科高校についての説明で述べたように
普通科高校は大学受験でも必要になる国語・数学・英語・理科・社会の5教科がメインになります。
また、日ごろの授業や定期テストから大学受験を意識したような問題(センターの過去問など)が
出題されることが多々あります。
工業高校に比べて応用もしっかりとやるので大学の入試問題でもある程度対応できます。
あとは、ほとんどの人が進学するので周りにも大学受験の相談だったり
競い合うライバルなどが居て切磋琢磨し合えます。
やはり1人での受験勉強はとても辛いです。
普通科高校のデメリットとは?
次に普通科高校のデメリットについて説明していこうと思います。
普通科高校の大きなデメリットとしては「将来役立つ授業が少ない」という事が挙げられます。
良く生徒・子どもたちは「こんなの勉強しても将来意味がない」と言いますが
正直言ってしまえばその通りです。
どちらかというと、努力量だったり成績を上げるために勉強法を試行錯誤したりする部分が
重要なのかなと思います。
ちなみに英語は大事で、社会に出て使うことが最もある科目と言っても過言ではありません。
他の科目に関しては基礎さえ理解できていれば社会人になっても困らないと思います。
少し話外れましたが要は、将来役立つような専門的な分野の学習面が劣っているので
その点では工業高校の授業の方が役に立つと思われます。
特にいまどき大学生にもなってまともにパソコンを使えないのは少し問題かなと思います。
個人的な考えですが、工業高校は就職がメインで普通科高校は大学進学がメインなので
仕事に役立つような専門的な知識は大学で勉強しろというような感じなのかなと思っています。
工業高校のメリットとは
工業高校のメリットについて説明していこうと思います。
工業高校の大きなメリットとしては「資格がたくさん取れて就職にも有利」という事が挙げられます。
基本的に工業高校には全員受験といった資格の講座を授業中に行い
全員で受験しに行くといった制度があります。
全員受験の対象になる資格は学校によって違います。
しかし、どの学校も基本的に工場で役に立つような資格が全員受験になっているので
就職の際に役立ちます。
最初の工業高校についての説明で述べたように約70%が就職となっており
工業高校には普通科の何倍何十倍もの就職推薦票が届くので
推薦を受けれて会社も選べるという事で、高卒で就職なら工業高校を選んだ方が良いと思えます。
また、もしその会社を辞めてしまったとしても、工業高校卒の場合は技術と資格検定があるので
転職の場合でも普通科高校卒に比べて有利と言えます。
工業高校のデメリットとは
次に工業高校のデメリットについて説明していこうと思います。
工業高校の大きなデメリットとしては「大学進学に不利」という事が挙げられます。
最初の工業高校についての説明で述べたように
工業高校は主要5教科に加えて専門的な分野も勉強します。
また、基本的に就職なので大学進学に力を入れている工業高校は少ないです。
要は、工業高校は大学進学には不利という事です。
正確に言うと、高校には大学から固定枠(この人数は入学できますよ~といったもの)として
指定校推薦という99%受かるような制度があるため大学を選ばなければ進学することは出来ます。
ただし、指定校推薦のある大学が少ないのと、普通科高校にもこの制度はあるので
結局、大学に行くなら普通科高校の方が有利になってしまいます。
ちなみに、自分で勉強して一般受験すれば良いじゃないかと言う人もいると思いますが
それはかなり大変です。
普通科高校の方が一般受験するのとはわけが違います。
そもそも工業高校ではカリキュラムの関係上
主要5教科それぞれの授業範囲が少し狭くなることが多いです。
授業で教えてもらえる範囲が狭いだけでなく、基礎しかやらず応用をほとんどやらないので不利です。
その理由としては、工業高校はもともと偏差値が低い学校が多く
専門的な分野もあるので主要5教科を難しくすると授業について来られなくなるからです。
よって工業高校から一般受験するとなると授業なしの独学で勉強しなければならないので
普通科高校より大変というわけです。
まとめ
今回は工業高校と普通科高校それぞれのメリットデメリットについて説明していきました。
いかがだったでしょうかもし少しでも為になれば幸いです。
今回の記事を踏まえてぜひ慎重に高校選びをしてもらえればと思います。
ではまた。
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